退院後の生活 

アメリカで出産、それも帝王切開。

 

さて、退院後の生活は?

 

退院、自宅へ

 

4日間の入院を無事に終え、帰ってきました〜我が家!

 

やっぱり自分の家が一番落ち着くな〜〜〜〜

 

なんて言ってたのもつかの間。

 

夫の仕事に産休なんてないので夫はすぐに出勤が始まり、周りに誰もいない私は、朝から晩まで、そして夜中まで、24時間育児に追われることになったのです。

 

プラスで家事。

 

里帰り出産が主流の日本と違って「産後一か月は安静に」なんて言葉は少なくとも私にはなく、週末は相変わらず誰かがやってきて赤ちゃんと会ったり、夫は教会に連れて行ったりと、ハードでした。

 

この国際結婚の嫁に里帰り出産なんて無理。

 

アメリカでは2週間検診があります

 

生後2週間後には病院での健診も控えていました。何か異常があってではなく、ここアメリカでは普通に生後2週間後に2週間健診というものがあるのです。

 

生後2週間後で小児科に連れて行くの?!外に出すの?!と日本の両親や友人には驚かれましたが、この国ではそれが普通なんです。

 

そしてもう一つ驚愕されたのが、赤ちゃんの部屋があるということ。

 

 

アメリカでの出産|退院後の生活、赤ちゃん部屋、ミルク

 

アメリカでは赤ちゃん部屋があるのが普通

 

日本では、家族全員が川の字になって寝て〜・・・なんて文化ですが、アメリカでは、赤ちゃんが生まれる前に赤ちゃんの部屋を作り、生後自宅に帰ってきたら赤ちゃんはもう自分の部屋で寝かされるのです。

 

全ての家庭でそうしているとは限りませんが、大体の家庭がそうで、そしてそれが習慣でもあるのです。

 

家族の就寝中に赤ちゃんが泣いたらお母さんが赤ちゃんの部屋に行き、そこで授乳したりオムツ替えたりするのです。

 

これは、赤ちゃんの「自立心」を鍛えるらしいのですが・・・私にはちょっと無理でした。抵抗があって。

 

結局のところ最初はバシネットという赤ちゃん用のカゴみたいな中に子供を寝かせ、そのカゴを私たちの寝室に置いて寝ることにしたのです。

 

でも、翌日にはギブアップ(笑)。ってのも、うちの子、寝てるときに頻繁にうなるのです〜!泣くのではなく、うなり。成長のうなり?!原因は分からないけど、とにかくそのうなりが気になって目が覚めてしまう私。

 

「これでは十分な睡眠がとれない!」と思って、結局子供の部屋にバシネットを移したのです。自立とか関係なしに、ホント、私を寝させてくれ〜〜って感じで。

 

そんな具合で私は私なりに授乳後やおむつ交換後に少し眠れるようになりましたが、それでも、可能な限りは一緒に寝たかったなあ〜と今は思います。

 

(だけどまあ、そんな生活は長くは続かず、1歳過ぎくらいからは私と子供が一緒に寝るようになりました。子供が、私と一緒でないと寝なくなってしまったのです。)

 

授乳の悩み

 

話は変わりますが、この時睡眠のことと同時進行で悩んでいたのが、授乳の悩み。

 

おっぱいが満足に出なかったのです(泣)。

 

早く産まれたために体重があまり多い子供でもなかったので、おっぱい+粉ミルクでお腹をいっぱいにさせて体重も増やすという状況だったんですが、

 

やっぱり、出るなら授乳を多めにしたい・・・そう思っていました。

 

ということで始めたのが、授乳後の搾乳。

 

授乳後はお乳が全然出ないんですが、無理やり搾乳ですよ!日本でもこれは言われているのかな?私はこの事はアメリカ人の知り合いから聞きました。

 

おっぱいが空っぽのときに搾乳すると、脳みそが「もっとお乳作らなきゃ!」って思って、生産量が上がるんだそう。

 

これね、物は試しでやってみたけど、私には効果あったようです。

 

最初はすっごいおっぱいも乳首も痛くなったけど、数日後から爆発的に出るようになりました。

 

その後は、子供の飲む量を超えるほどに出るようになり、勿体ないので搾乳して冷凍していたくらい!

 

だから、お乳で悩んでいるあなた・・・是非ともお試しを。

 

今思うと、あそこまで無理に「授乳がいい、授乳が一番」なんて思う必要も無かったと考えています。

 

粉ミルクでも栄養は摂れるし、愛情だって注げます。

 

 

アメリカでの出産|退院後の生活、赤ちゃん部屋、ミルク

 

粉ミルクなら哺乳瓶からなので、パパやじじばばだって授乳できます。良いコミュニケーションになりますよね。

 

実は私自身が粉ミルクっ子でした。でも、特になんの問題も無かったし、今もないですよ?(ってか、哺乳瓶だったこと自体覚えていない)

 

赤ちゃん育てて思ったのは、大切なのはおっぱいによる授乳よりも、ママの体調かな〜ということ。搾乳や他のプレッシャーなどで睡眠&体力不足になって体調を崩したら、元も子もありません。

 

私は、自分の体調が悪かった時でも赤ちゃんの世話をしなければならなかった、というのが、今のところの人生の中で一番辛い時期になっています。

 

自分がどんなに辛くても、横になっていたくても、赤ちゃんは休ませてくれません。周りに助けを求められる人がいないと、この状況は余計に辛いのです。

 

だから、次の赤ちゃんは適当になってもいいな、もう少し自分の体調を管理すべきだな、って考えてました。

 

・・・まあ、「次の赤ちゃん」はなかったけど(笑)。

 

最終的には、マタニティ―ブルーのような孤独な思いとかして、「子供は一人でいい」って心に決めてしまったのです。今でも後悔はないですけどね。それが、海外で子育てをしている私の結論でした。